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箱庭

八剣山に行った時の話です。

調査やら進路やらと、ドタバタした日々がやっと一段落しつつあるものの、まだ卒論のデータ録りは佳境に差し掛かったところ。来月頃から、ちょっとずつブログ更新も再開していこうかと思います。
ひとまず進路も決まったので、研究に専念できるかと…。
あと2年間は、学生生活が続く予定です。

そんなわけで、今回は八剣山のお話を少し。
八剣山は札幌にある切り立った岩山で、岸壁に生育する植物が手軽に見られる場所として有名だったりします。

登山口で目を惹いたのは、赤く熟したチョウセンゴミシ。

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雑木林を歩いていると時々見かけますが、実が成っているのはあまり見ない気がします。単に気付かないだけなのかな??
漢字にすると朝鮮五味子ですが、実は不思議な味がするらしい。


爽やかな広葉樹林を少し歩くと、急に傾斜がきつくなり、岩がゴツゴツしてきます。
樹林でもなく、かと言って完全な岸壁でもないような中途半端な環境には、そんな環境に適応した植物が密かに生育していて、そういう目で観察してみると面白い環境です。

モイワシャジンやマルバキンレイカの咲き残りがあればなぁ…と思ったものの、さすがに9月半ばじゃあ遅すぎた。



そうこうしているうちに、あっという間に山頂に着いてしまいます。

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登山口から30分足らずで山頂へ。
これほど目まぐるしく景色や植生が変わる場所も珍しいです。
まるで箱庭に詰められたように、岸壁に生きる植物たちがひしめき合う山。

切り立った岩峰を恐る恐る見下ろすと、赤紫色をしたゴケンミセバヤが岸壁に咲き誇っていました。この花を見たくて登ったようなものなので見られて満足ですが、撮影出来るような場所には無いのが残念。手の届く場所のものは盗られてしまったと聞くしなぁ。
かつての盗掘から、まだ回復していないんだろうか。

山頂付近から遠くへ目をやると、森の中を蛇行する豊平川に沿うように住宅街が広がっているのが良く見えます。豊平川が山を削り、川が創った平地に人が住む。

札幌に限ったことではありませんが、人は川に生かされているんだなぁ、と実感させられる展望でした。

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