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一日一草 -イワオモダカ-

昨日のホテイシダとよく一緒に生えています。

なかなかに奇抜な格好をしたシダなので、フィールドではむしろホテイシダより目立つ気がします。岩に付いているオモダカ(水生植物)のようなもの、という意味ですが、岩に付いているイワオモダカを見たことがありません。
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高い樹上に着いているので間近に見る機会はほとんどゼロで、時々新しい倒木に着いているのが見られる程度。 樹上着生系な草の宿命で、台風後などは塊が剥がれて落ちていることもあります。
ホテイシダより葉が風を受けやすく、根も厚いマットのように大量に張るためか、着生シダの中では一番落ちやすそうな印象。個体数も多いですが。

この写真もご多分にもれず風倒木に付いていた個体です。
棲み家の樹種は、、忘れました…
カツラ?シナノキ?ハリギリ?あたりだった気がします。
木肌の質感からしてシナノキか?


ホテイシダと同じウラボシ科に分類されるシダで、ライフスタイルは良く似ています。決定的に違うのは、ホテイシダは棲み家の樹木と同じ夏緑性なのに対して、イワオモダカは常緑性ということです。

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真冬に見ると、こんな雰囲気。イワオモダカを知らなければ、どう見てもゴミです。
干しワカメのように葉っぱがカリカリに巻いてしまいますが、落葉することはありません。触ってみると牛革のような手触りです。
この姿を常緑と呼んで良いか微妙ですが、根性で冬を耐え忍んでいる感が必死です(笑

しかも、ゴールデンウィーク頃には何事も無かったかのように復元するのが不思議。葉は数年間の寿命を持つようです。

ちなみに倒木の個体でも、葉の裏を見れば新しい葉と、古い葉が区別できます。
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手前の白っぽく見える葉が、その年に出た新葉。
右後に見える焦げ茶色は、去年以前の葉。

葉の裏の茶色く見える部分は胞子嚢群で、やがて無数の胞子を撒き散らします。
この胞子から発芽した苗が一人前に成るまで、どれくらいの年月がかかるのでしょう。

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