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花粉ちらほら

近所でハンノキの開花が始まりました。

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全国的には花粉症と言えばスギ・ヒノキが一般的ですが、これらが殆ど無い道南以北の北海道でも花粉症というものがあります。特に多いのが、カバノキ科の花粉症。

自分もシラカンバ・ハンノキ等カバノキ科の花粉症ですが、毎年この季節にハンノキが咲き始めると目が痒くなって、春の訪れを目に浸みて感じます。

ある意味春の風物詩ですが、ハンノキ類が終わりを迎える4月中旬頃にはシラカンバが大量の花粉を飛ばし始め、さらに5月に入る頃にはウダイカンバが、さらに山地ではダケカンバ・ミヤマハンノキ・ヒメヤシャブシ等が6月いっぱい頃まで花粉を飛ばし続けます。

このうち、都市部で見られるのはシラカンバとハンノキなので、フィールドに行かなければ花粉症の症状は5月中旬頃までに収まるような気がします。自分はマスクをしてでも野山に出ますが(笑)

これから開花するシラカンバも、既に枝先の花芽が伸び始めていました。
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長さ約3cm程度。
雄花と雌花の別があり、花粉を飛ばす雄花は前年の秋頃、枝先に1.5cm程の長さで出来上がっています。なので、シラカンバ等は冬場の時点で花粉を飛ばす花の量が分かります。心当たりの方は、通勤・通学路沿いのシラカンバの枝先をチェックしてみると、心の準備はできるかもしれません。

花粉と言えば、時々「切り花とかも花粉を飛ばすの?」と聞かれる事がありますが、多分あまり心配しなくて大丈夫だと思います。

花粉症の原因となる花の殆どは、風任せに花粉を飛ばして受粉を狙う「風媒花」と呼ばれるグループです。色彩豊かで花らしい花を咲かせる虫媒花の中にも、キク科のアワダチソウ類のように花粉症の原因となる植物も一部ありますが、むしろ例外的です。粉末状の花粉を大量に出すため、風に乗って散布されやすいのでしょう。

スギ・ヒノキをはじめ各種針葉樹や、カバノキ科、イネ科(ササ・タケ類含む)、ブタクサ等が風媒花で、虫などを惹きつけて花粉を運んでもらう必要が無いので、とても地味な花を咲かせる傾向があります。その代わり、大量の花粉が風に乗って遠くまで飛ぶので、症状が出ても発生源が分かりにくいのも特徴と言えるかもしれません。


春風に舞うのが花粉だけで済んでくれれば良いのですが…

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