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水槽と生態系

まもなく新生活を迎えるにあたり、色々と整理を進めているのですが、ここにきて厄介な問題が発生しました…

それは「水槽整理」。
ブログにも度々登場する水草たちですが、大半はこの中に暮らしています。
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かれこれ1年くらい放置していたので(トリミングだけはしていましたが)、レイアウトの面影すら無くなっています…
それでも、コケなども出ず、水は綺麗に保たれているところをみると、既に生態系的なものが出来上がっているような気もしなくはありません。

水草の生育は緩慢ですが、大きな変化もなく落ち着いているので、リセットするなり何なりすべきかどうか…悩ましいところです。

これは60cm水槽ですが、じつはもう1個45cm水槽があります。
そちらは、先月なぜか水が腐ってしまい、とてもお見せできる状態ではなくなってしまいました。水中が酸欠になり、いわゆる「ヘドロ」が底に溜まるのは水槽管理では想定の範囲内ですが、今回はなぜか水全体が白濁して腐敗。水草も殆ど枯れてしまいました。

最初は4~5回くらい水替えをして回復を図ったのですが、改善できなかったので諦めて放置していたところ、最近やっと水質が少し回復して、枯れていた水草の一部も再生してきました。

エキノドルスやマツバイ(ヘアーグラス)、Najas(トリゲモの類)は比較的早く回復しましたが、セキショウモやネジレモ(スクリューバリスネリア)は全滅でした。逆に、ヒルムシロ科のPoramogeton natans やセンニンモは水が腐ってからのほうが生育が旺盛になった気がします(笑)
種による水質変化への適応度合の違いが、自生地では存続と絶滅を分ける境になっているかも?と考えると、生育環境保全の手掛かりが掴めそうな気もします。


水質汚濁から回復した湖沼の植生も、こんな感じだったのかなぁ、とか思いつつ経過を見守っています。

ところで、水槽の管理は、魚や水草の世話をしているだけのように見えますが、実態は彼等が健全に生きていける環境を維持する作業です。なので、水質や光量、光の照射時間、水中の無機塩類のバランス、バクテリアの活動に目を配り続けなければなりません。

これだけ複雑な要素が関係して水槽内の環境が成り立っているので、深く考えず世話をしていても偶然上手くいくこともあれば、きちんと調整したつもりでも失敗することもあります。

自分が真面目に水槽を観察するのは、フィールドも庭も雪に埋もれて暇になる冬くらいなものですが、たった数十センチ四方の箱が、何より身近に生態系を実感させてくれるとは、灯台もと暗しだったような気がします。

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