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ヒメサユリとササユリ

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東北・北陸の名花、ヒメサユリ。

Blogを更新しないうちに季節は廻り、すっかり真夏になってしまいました。その間にも、野山では花が咲き進み、庭の様子も随分と様変わりしてしまいました。

そんな中で、とびきり綺麗に咲いていたのがこのヒメサユリ。周りに咲いている水色の花は、こぼれ種から咲いたワスレナグサです。

ヒメサユリは東北~北陸地域だけに自生する野生のユリで、新潟、福島、山形の県境付近にまたがる山地に多いそうです。高原の草原に群生することが多いようですが、私が唯一見た自生地は、峡谷の乾いた岩場でした。

ヒメサユリと兄弟のように良く似たユリに、ササユリというものがあります。

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ヒメサユリは花粉が黄色く明るい印象ですが、ササユリは花粉が茶色いため、引き締まった印象になります。また、ササユリは夏に咲きますが、ヒメサユリはそれより一足もふた足も速い新緑の季節に咲くため、両者を区別するのは簡単でしょう。

野生のユリの多くはデリケートで栽培が難しいと言われますが、ヒメサユリは比較的栽培しやすい種類です。高原のユリなので暑さや蒸れにはやや弱いですが、実生で長年生産され続けてるうちに強健な個体が選抜されたためか、園芸品種と同じような管理で毎年よく咲いてくれます。

一方でササユリは、人工的に生産されるようになってからの年月が浅いためか、病気や環境の変化に弱く、なかなか栽培が難しいのが実情。毎年健全に咲いてもらうためには、用土を適湿に保ったり、西日を避けたりと、かなり気を使わなければなりません。気難しい花を育てるためには、それ相応の設備と細やかな目配りが必要という事です。

ササユリは相変わらず盗掘が絶えないと聞きますが、栽培品でさえ育てるのが難しいのですから、野山から採取してうまく育つわけがありません。育てられない花は、「やはり野に置け」という事ですね。

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