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自然の姿

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春~夏にかけて、毎年訪れる場所です。

支笏湖にも近い某所に、国道のすぐそばなのに、自然のままの姿を守っている川があります。春にはスミレの仲間やクリンソウが咲き誇り、夏には深い緑に包まれる、そんな場所です。

この場所で毎年楽しみにしている植物のひとつが、クルマユリ。本州では高山草原に群生するそうですが、北海道では森の中で見られる野生のユリです。

北海道のクルマユリは背が高くて全体にほっそりとしていて、森の中にぽつり、ぽつりと生えているのが普通なのですが、この場所のクルマユリはなぜか探さなくても見つかるほどたくさん生えているのです。



7月中旬の日曜日、一年ぶりにその場所を訪れると、緑に包まれた森の中に、クルマユリはひっそりと咲いていました。
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他のユリとは違い、葉が1~2段輪生するのが特徴で、クルマユリの名は葉の姿を車輪に見立てたことによります。
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小さくて可愛らしいユリです。
決して珍しい花ではないのですが、毎年、森でクルマユリを見かけると「夏が来たんだなぁ」と実感します。そして、決して良い香りではないのに、ついクンクンと匂いを嗅いでしまいます。目で見た景色よりも、匂いの記憶は強烈に残るという話を聞きますが、クルマユリの異臭で夏を感じる変人はなかなか居ないでしょう(笑)。


クルマユリを探しているうち、今年初めて気づいた植物がありました。

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野生蘭の一種、ジガバチソウでした。
湿った風が吹き抜けるアカエゾマツの林の中、不思議な形をした花をひっそりと咲かせていました。しかし、高さ10㎝にも満たないジガバチソウを見つけるには、かなりの目の良さと、運の良さが必要です…。


これで、来年来る楽しみがまた一つ増えました。

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