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蛇紋岩の花

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一見すると何の変哲もない石ですが、この石がある珍しい植物たちの暮らしを支えています。

この石の名は蛇紋岩。昨日のアポイ岳を形作る橄欖岩と同じく、アルカリ性の岩石です。ヘビの模様のように見えることから蛇紋岩と呼ばれますが、風化の度合いなどによって外観は様々です。アルカリの影響を受けて樹木などが生育しづらいため、アルカリに耐えられる高山植物などが生えていたりします。

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蛇紋岩が分布している地域では、よく川岸でその姿を見ることができます。風化しやすい岩石なので、川の浸食を受けて崩壊地になっていることが多いです。上の写真の中で、うっすらと青味がかった部分が蛇紋岩です。

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標高300m位の蛇紋岩地に咲いていたイブキジャコウソウ。普通なら高山帯に見られる花です。

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クロテンシラトリオトギリ。花が大きなオトギリソウの仲間で、蛇紋岩地にしか見られない花です。

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これはテシオコザクラ。道北地域の、湿った蛇紋岩崩壊地に生えるサクラソウの仲間です。

こんなふうに、蛇紋岩地ではいろんな花が見られます。しかし、蛇紋岩地の多くは近付くことができない川沿いや山奥にあるので、観察の際には安全第一を心掛けたいものです。

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